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商品や生産者のひと・もの・いのち・ことば・あじ・こころ・・・にこだわりを持って、安心を生み出しています。
「これが欲しい!」と思ったら、お金を出せばすぐに手に入る・・・まちで暮らす人たちにとっては当たり前のこと。
しかし、畑のサイクルは違います。野菜や果物など作物の多くは、タネを播いてから食べられるようになるまで、何ヵ月も費やすのがほとんどです。リンゴや柿のように、何年もかかるものもあります。ましてや、薬に頼らず元気に育てたいと思ったら、タネを播く前から何年もかけて、健康な土をつくっておかなければなりません。
にんじんCLUBが、欲しい時に欲しいものだけ買えるしくみではなく、会員制なのも、そこに理由があります。時間のかかる畑や食べものを、ずっと応援し続けるチームでありたい。今日、耕した土が、何年か後には"ほこほこ"になって、やがておいしい食べものを生み育くむ"母なる土"に成長する日を待ちながら・・・。
年月をかけて健康な土づくりをした畑。耕すひとがいて初めて野菜は育ちます。長く農業に携わってきた生産者、「農業こそ未来のいのちを育む仕事だ!」と取り組んでいる若手生産者を、にんじんCLUBは応援しています。
農薬や化学肥料を使わなければ、安全な野菜ができるのかといえば、決してそうではありません。乾燥しがちで害虫発生の少ないヨーロッパや、広大な土地を持つアメリカなどと違って、湿度が高く気候温暖な日本は、雑草や虫が発生しやすいのが大きな特徴。薬を使わずに野菜をつくるためには、手間と時間がかかるだけではなく、わざも必要なのです。
そして、すべての始まりは一粒のタネ。現在では購入したタネを使うのが一般的ですが、自分が育てた野菜のタネを採って播き、またタネを採って播く「自家採種」に取り組む生産者もいます。次世代のいのちをつむぐこの試みが、生命力にあふれた野菜を次世代に生み出し、農業者の自立をはかる・・・にんじんCLUBの次世代BOXは、自家採種を応援しています。
化学的な薬品に頼らず健康に育てられた卵・牛乳・肉・魚類、国産の原材料と製法にこだわり、化学合成添加物を使用しないパン・豆腐・ハム類、原材料の生産過程が見えるものを使い、化学的な保存料・添加物は基本的に使用していない加工食品、子どもたちに安心なお菓子やドリンク類、そして、環境にも身体にもやさしい、せっけん製品はじめとした雑貨類などなど単品でご注文いただけます。なかでも、調味料など、日本の伝統的な食品に受け継がれている"職人のわざ"を残していくこと、第一次産業で生産されたものを、より豊かな形にして次世代へつなげていくことを目指しています。