昨今は、次世代の子どもたちが置かれている食の乱れが問題視されています。個食、偏食、ゲームを見ながら食事、不規則な食事や朝食抜き、食べ過ぎ、甘味料の摂りすぎ、ファーストフード、インスタント食品への依存・・・。『にんじんCLUB』は、安心安全な食べものを通して、日本の農業の姿や現場、生産者のこだわり、日本人にあった和食は長寿で栄養バランスがいいこと、お袋の味、おばあちゃんの懐かしい手作り食品の味と技術、あるいは地域の食文化の継承など、こどもたちにしっかりと伝えていく使命があります。
そして、食事は子どもの成長過程に必要なコミュニケーションだということを、思い出してほしいと願っています。『にんじんCLUB』の食育事業の中心は、日本の知恵がつまった食事スタイル「箱膳」を体験するプログラムと生ゴミを減らす「エコクッキング」。これらをさまざまな場所で展開しています。
注)箱膳とは、江戸時代から昭和初期まで伝わっていた食文化です。当時、家族一人ひとりが所有していた自分専用の飯茶碗、汁碗、小皿、箸の入った木箱のことを箱膳と言っていました。箱膳の蓋を裏返しにして、その上に皿を並べ、土地の作物を使った料理を食べる量のみ、よそっていただく「箱膳のスタイル」です。
*箱膳 レンタルしています!